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平成25年 定例第2回 質問要旨


3月12日 一般質問(3人目)の質問の全容です。

○会派みらいの一員として質問の機会を得ましたので、以下何点か質問させて頂きます。
初めに東日本大震災から3年が経過しましたが、いまだ仮設住宅で生活している方も居られる被災地にエールを送るとともに、3年が経過した今だからこそのテーマとして、災害・防災についてお尋ねし致します。
昨年8月8日午後5時頃 気象庁から緊急地震速報として、巨大地震を予測させるエリアメールが配信され一気に緊張感が走ったことがありました。
誤報だったことはその後の報道で知るのですが、私自身も、いつもと違った鳴り方をする携帯電話のエリアメールを手に、対応に困惑していた記憶がありますし、巷でも接続するサーバーがダウンするなど、相当混乱していたように感じました。
この時、ある保育園では、通常保育を終え保護者のお迎えを待つ時間帯で、自由にあそぶ子供を見守っていましたので、けたたましく鳴り響くエリアメールに保育士の皆さんは、子供たちをどう避難させるか、あたふたと対応に苦慮していたそうです。
居合わせた先生方は、日頃から避難訓練を実施しているベテランの保育士なのですが、想定外の緊急メールで一時的にパニックになり、これまで行ってきた「火災に対する避難訓練」と、「地震に対する避難訓練」との対応の違いを実感したとのことです。
火災の場合、低い木造建物が密集している場所では、火から免れるために素早くその場を離れなければいけないのですが、地震の場合、高いビルに囲まれた街中では、無防備に飛び出せばガラスなどの飛来物による事故も予想され、とどまることも考えられることから、災害の種類により対応を変えなければならないのではないでしょうか。
あの東日本大震災で石巻市の幼稚園の園児送迎バスが津波に飲まれ、園児が亡くなった事象なども、指導者の一瞬の判断で小さな子ども達の命を守れなかった事柄の一例と捉えた上で、 今予算では、子供たちの命を守るためにとして、昨年度の小中学校への防災士の配置に加え、市立の保育所にも防災士を配置することが組み込まれていますが、どのように進めていかれるのか、お伺いいたします。
また、市立だけということは、防災士のいる市立保育所と、そうでない私立の保育所や幼稚園とで、子供たちの安全に差異が生ずると思いますが、この差を埋める事が出来ないのか、また、それが出来ないのであれば、防災士が配置できない施設の保育士に対し、防災の出前講座などが、出来ないものか併せてお伺いします。
○次に指定避難場所についてお尋ねします。
私の住む地域の避難場所は小学校区を基準としており、千坂小学校と定められています。
千坂校下では毎年、地域の自主防災会が主体となって、防災訓練が行われ、17回目にあたる昨年は小学校と連携し一次避難には5600人を超える人が参加するなど、防災に対する意識も低いほうでは無いと認識しています。
その訓練のマニュアルでは、一次避難として各町会単位で最寄りの公園などに一度集合してから、二次避難場所の千坂小学校へ向かうのですが、そこで、出て来る疑問があります、それは、「あっちの方が近いんじゃないか?」となるのです。
一次避難所から千坂小学校へ向かうより、隣の小学校区にある中学校のほうが近い場合があります、これは千坂校下に限った事ではないのかも知れませんが、市民の立場で考えれば住居からより近くて避難が容易な場所、それが、他の校下にある指定避難場所であっても、そこに避難することが望ましいのではないかと考えますがご所見をお伺いします。
加えて、災害の規模が大きければ、地域内にある避難場所として指定された小学校や公民館だけでは、とても全住民が避難できないという、物理的に収容不可能な状況の中で、避難場所の確保について、どのように考えておられるのか、お伺いいたします。
○次に、東京事務所についてお尋ねします
一昨年、東京事務所にて、長崎市東京事務所の神近首都圏シティープロモーション事業本部長の講和を伺ったのですが、19年間東京事務所におられるとのことで、「長く居ると分かることがある」といった視点から、興味深い内容で、金沢の東京事務所について、いくつかヒントを頂きました。
ひとつ目のヒントは、神近氏の持つ金沢のイメージは京都と並ぶか、もしくは同規模の都市だと感じているとのことで、たとえ勘違いだとしても、とても心強く感じましたし、それを上手く活用していかなければならないと捉えていますが、市長はこの事をどうお感じになりますかお尋ねします。
また、企業誘致につては、片手間では出来ないという経験側から、「金沢市の当時の体制では企業誘致は諦めたほうが良い」とのことで、絶対的な人員不足だと指摘されていたのですが、これについては、昨年から予算を増額され、企業アドバイザーを配置し、増員体制にて、継続されており、日本ビジネスアート株式会社の誘致が成果として報じられました。
ただ、この企業については、いわゆる製造業などの企業とは少し違い、神近氏が難しいとした分野においての成果と言えるかどうかは、疑問を持つところで、成果とするならば、この事をどのように捉えておられるのか、また、誘致活動により、それらから派生する成果などがあれば、その成果について、状況や評価を含め今後の思いと併せてお尋ね致します。
○次に、修学旅行の誘致についてお伺いします。
修学旅行の定義は「旅行・集団宿泊的行事」として、特別活動の学校行事となるそうで、旅行とはいえ、生徒や学生が学ぶ授業の一環となります。
その観点からすれば、修学旅行へ行く前に数時間から数十時間、行く先について事前勉強の時間が有るはずですし、旅行先では、その勉強の延長線上にあるものを、五感で体験し学ぶ事がテーマになるのではないでしょうか。
その点「加賀百万石」と呼ばれる金沢独特の武家文化と、それを直に感じる事の出来る歴史的建築物や伝統工芸、伝統芸能が、多く残っている金沢は十分題材となりうる都市だと考えられます。
金沢の武家文化を学んで頂き、「ユネスコ創造都市ネットワーク」のクラフト分野でも登録されている本市には、クラフトの分野でも体験学習が出来る施設も豊富に存在していると思われ、事前の授業に活用できる簡単な教材を作成し、金沢でしか出来ない体験プログラムと併せて誘致すべきと考えます。
今予算では、昨年に引き続き計上され、増額されています修学旅行誘致事業について、市長のご所見をお伺いします。
また、修学旅行ではなく、大学のゼミ旅行についてお伺いします。
市長も出座されたようですが、昨年の夏休みに中央大学の10のゼミ、約130名が市内を訪れていました、一昨年から続いている学生ならではの面白い事業で、まず、参加して直接触れ合った市長の率直な感想をお聞かせ下さい。
この事業は、平成23年の東京工芸大学の13名に始まり、この年は62名、24年には188名、25年度は292名と毎年増加していますし、今後も増える要素は十分にあると思います。
大学生のゼミですから、先ほど触れた中高生と違い、お酒も飲める大学生も居ますので、金沢のおいしいものを十分に味わって頂けたのではないかと考えますし、実際、ゼミ旅行で訪れて以降何度も訪れている学生もいるそうです。
再訪された人の中には、大学を卒業し社会人になっている人もいて、学生時代の楽しい思い出は、大学卒業後、地元に戻ってからもかなりの拡散能力を持っているのではないでしょうか。
企業向けのMICEのような大きな経済効果は期待できませんが、着実に金沢に愛着を持って帰って頂く、これらの学生に対しても、事業についての補助などが出来ないものか、また、現在はごく一部の部署での事業のようですが、今後も継続して頂きたい要望も含め、どのように進めていかれるのかお伺い致します。
○次に「金沢マラソン」についてお尋ねします。
7年前の東京マラソンが契機となり、全国にマラソン大会が広がり、大阪や神戸、京都、熊本市で相次いでフルマラソンが誕生したほか、今年の2月には北九州、3月には静岡マラソンが新たに開催されるなど、毎週のように全国各地でマラソン大会が開催される状況となっています。
特に11月は、神戸や湘南国際など、多く開催される時期となり、その中から、金沢マラソンを選択して頂くことは、決して容易ではないと考えております。
また、お隣富山県では、富山マラソンのコースを決定したほか、事務局員がPR用のTシャツを身につけ、「東京マラソン」を完走し、その模様がテレビで放送されるなど、県が主体となる活発な広報活動からは、参加者の奪い合いになる事を懸念してしまいます。
今議会では「金沢マラソン推進課」を設置するなど、準備の本格化に向けての予算を上程されていますが、これまでの「なんとなく一部の部所で取り組んできた」というイメージが払しょくされ、一気に準備モード全開になる事を期待していますし、他の大会に負けにない、金沢らしい大会にして頂きたいとも感じています。
他のマラソン大会のアンケートの結果から「ボランティアの対応」と「沿道の応援」が、ランナーの満足度にしめる重要な要素、とされていることに着目し、「ボランティア」と「沿道応援」に金沢らしい「もてなし力」付加することで、金沢マラソンの2つの柱として欲しいと考えています。
先日開催された東京マラソンでは3万6千人の参加者に対し、1万1千人のボランティアが参加したそうで、走った方の感想には、「驚くほどの沿道の応援の多さに感動した」「走る人だけじゃなくてボランティアと応援する人の三者で盛り上げていく祭りの様だ」などが上げられ、大切さを物語っています。
また、金沢マラソンでは県外から参加される方の中には「新しい出会い」を求めていらっしゃる方も多いようですので、その方達に継続的に来て頂くためには「前回大会で出来た金沢の友達に会うために参加した」と、言って頂けるような「おもてなしの心」が必要だと思いますし、この事は、市長の提案理由にも有りました「交流の促進による温もりのある地域コミュニティを築いていく」、上では欠かせないものではないでしょうか。
先月末の組織委員会で策定された実施計画では、ボランティアの数を約4,300人必要と試算されているようですが、どのような方法で人員を確保されていかれるのか、また、コース沿道にランナー応援のためのパフォーマンススポットを設けるとのことですが、どのような運営をお考えかお伺いします。
一方、プレ大会の概要も決定されたとのことですが、1年前の記念イベントで有るとともに、本大会の試行を兼ねた大会と言う位置付けで、どこまで本大会に近い準備を想定されているのかお聞かせ下さい。
○次に、自転車施策についてお伺いします。
本議会に「自転車の安全な利用の促進に関する条例」が議案として、上程されています。
以前に比べて自転車のマナーは良くなってきたかな?とは感じますが、まだまだ不十分とも感じています。この条例の制定によって、さらに自転車が安全に利用できる環境が整っていくことを期待していますが、少し気になる、高齢者の安全利用と子供達のヘルメット着用についてお尋ねします。
高齢者については、警視庁の平成25年度交通事故統計によりますと、全国の交通死亡事故における高齢者の割合が53%と半数以上を占めていますし、その内訳を見ますと、自転車乗車中の交通死亡事故については約63%が高齢者で占められていることから、対策が必要と考えられますが、高齢者に向けての啓発事業などについて、どのように展開されていかれるのかお尋ねします。
また、将来のある子供達を怪我から守るという意味において、ヘルメットは重要だと考えますが、購入に費用がかかる点など課題もあり、どのように進めていかれるのかお伺いいたします。
○続いて、新幹線開通に伴って増加が予想される観光客の市内の移動手段として有効だと考えられる、まちのりについてお伺いします。
移動手段としての他に、東山や西茶屋街などでは、地元商店とのコラボによるイベントが実施されるなど、さまざまな取り組みが実績となって表れてきているのではないかと感じられますし、本市が直接関与した社会実験などの準備を経ての、公設民営であることの良さが表れています。
まちのりのホームページには、元日にも休まず毎日更新し続けられている、面白ブログもあり、この内容も、日本や世界各地のコミュニティサイクルの情報は元より、まちのりを支えるスタッフやホテル・旅館等の紹介のほか、まちのり利用のカップルや家族の笑顔なども掲載され、ほほえましいページになっています。 また、街中で週末に開催されるイベント情報や、先ほど触れた地元商店街とのコラボによる商品やクーポン、まちのりポート付近のランチの紹介といったことまで、幅広く、かつ地元ならではの情報が四季折々の写真とともに発信されています。
広報といった部門では、本市でも積極的に取り組んでおられる、フェイスブックページとはまた違った形の切り口で、評価すべきと思いますが、市民の中にはまちのりがどういう物か、まだ知らない人もいるようですので、さらなる利用者増や周知に向けての対策が必要と思われます。
市民の利用については、特に年配の方を中心にポートにおいては「タッチパネルの操作が不安」や「現金払いが出来ない」などの抵抗感もあるように聞いておりますが、スタートから2年が経過しようとしている中、まちのりの2年間を総括しての市長の評価をお尋ねします。
また、今予算の中で、自転車の更新等が上程されていますが、これまで実際に利用された、来外者からは「ポートの場所が分かりにくく見つけにくい」や、「ポートがもっと多く有ればよい」との声もあり、景観保護の観点や、設備増にかかる費用など難しい点も多いですが、改善策についてご所見を、お伺いします。
さて、今年の冬は雪が少なかったように感じられますが、天候によるハンデを以前から指摘される中で、今年の冬場の利用について、どのような状況になっておられるのか、また、本市中心市街地活性化基本計画における目標の一つとなっている年間利用回数10万回の達成見込みについても併せてお伺い致し、私の質問を終わります。
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