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3月(025)定例月議会 一般質問


2025.03.13 一般質問
質問映像のリンク張りますが、8人目、一番最後です。
https://smart.discussvision.net/smart/tenant/kanazawa/WebView/rd/schedule.html?year=2025&council_id=90&schedule_id=4

最後の質問者になりました。 あと一人、お付き合い願いたいと思います。
自由民主党金沢市議員会の一員として、以下数点質問させていただきます。
下水道復旧工事についてですが、昨年は1月一日の地震以降、道路の陥没がひどい状況が続き、なぜか地元周辺で路面修繕の要望が絶えませんでしたし、夏に向かって熱くなるにつれ熱さに弱い アスファルト放送の修繕の要望は増えていきました。  経験上、上水道や下水道に異常が起きていて、その影響が路面に出ていることは予測していましたが、調査の結果から地元千坂の下水道管路に異常が多かったことということで納得したところです。 損傷やたるみがあることが確認された下水道の管路については、現在、国の災害査定を受けて復旧工事が始まっているところですが、まず被害の状況として地震によって修繕が必要になった管路の延長、また全延長におけるその割合はどのぐらいなのかお伺いします。

松田公営企業管理者
昨年12月に国の災害査定を受けておりまして、被災延長は57.1km。全管路に占める割合は2%程度でございます。

麦田議員
2%ということで、数字的に大きくないんでしょうが、実際にその地域にいると、あたり一面ひどい状況っていう感じになってしまいますので、修繕よろしくお願いします。
災害によって被災した場合の避難所のトイレについての問題は、能登半島地震の状況を見ても重要と考え、 提案説明でもマンホールトイレの整備加速が上げられていましたが、拠点避難所にマンホールトイレが整備されたとしても、そこから下水処理場までの下水道が機能していなければ使えないトイレになってしまいます。 今回の地震を受けて、これまで進めてきた水道の耐震化が終わっている。 管路について被害はなかったのかお聞きします。

松田公営企業管理者
地盤が軟弱で被害の多かった地域では、マンホールの接続部などに、耐震対策をした管路についても多少歪みが生じ、汚水が滞留した箇所はありましたが、流下能力に問題はなく、耐震化の効果はあったものと考えております。

麦田議員
この後、修繕と同時に耐震化が進んでいくと思いますので、マンホールトイレがいつでも使えるような下水道にしていっていただきたいと思います。
本市の下水道事業は昭和37年に中心部から始まり、平成27年度末に完了したとされています。 50年以上の時間をかけて整備されてきた下水道については、使用してきた材料にもコンクリート製のヒューム管から塩化ビニール管に変わるなど複数あります。どちらかが多い、などの傾向はあったのか?
また、下水道が整備され始めた頃から整備がほぼ完了するまで、この整備された時期によって損傷箇所が偏っているとかいうことはあるのかお伺いします。

松田公営企業管理者
被災した延長は塩化ビニール缶よりもヒュームカの方が長かったのですが、延長自体が大きいヒューム管の被害が多く発生したものと捉えており、また、地盤が軟弱で地下水位が高い地域では、整備時期にかかわらず被災しておりますことから、地震による被害は整備時期ではなく、液状化など地盤条件によるものが大きいと考えております。

麦田議員
残念ながら私の地元は地盤があまり強くないのかな?というふうに思います。 ええ。当初の調査が終了した段階で、調査以降、今後新たに修繕が必要になるような損傷が確認された場合については、引き続き復旧工事されるとのことでしたが、調査以降そのような場所が見つかっているのか、増えているのか。また、復旧工事のそれに対しての復旧工事の時期はどうなっていくのかお伺いします。

松田公営企業管理者
災害査定にかかる調査は昨年の10月に終了をしておりますが、終了後も数は少ないものの、パトロールや通報などにより新たな損傷が発見された場合は、その都度調査を行いまして、緊急を要するものは直ちに修繕するほか、敷設外が必要となる場合は復旧工事への追加変更を検討して。 おります。 場合におきましても、令和八年度末までの復旧を目指してまいります。

麦田議員
8年度末という数字は変わらないのかなと思います。事業者からは「下水道整備がほぼ終わっていて、何年も前から工事に携わっていないため、以前のようにスムーズな工事ができるとは思えない」 や、「当時の経験者が現場を離れた年齢になっていて、今の作業員で工事するには不安」などの声があります。 工事を進めるにあたり、事業者側には下水道に対して不安や問題視する意識が高いようですが、発注者側の職員の状況について、人数、スキルなど発注者側に問題点がないのかお伺いします。

松田公営企業管理者
先程お触れでございましたが、本市の下水道の面整備は平成27年度で概ね終了しておりまして、現在、下水道整備課に在籍する22名の技術職員は、下水道管の改築や耐震化工事が主な業務となっております。 そのため、若手職員は開設工事の知識や経験が十分とは言えませんが、過去、面整備に携わった係長級以上の現役職員が技術職員の半数近くおりまして、こうした職員が若手職員の指導に当たっておりますことから、特に問題はないと考えております。 引続き、職員の質向上に努めてまいります。

麦田議員
職員の方には問題ないということかと思います。 下水道については、新設工事でも経験のある事業者を指定業者として工事してきたと思っています。既存管理、既存の管路を更新するということであれば、新設工事以上に手間のかかる工事となることが予予想されます。 ここで、未経験の事業者に対して、どのように監督指導していくのかお伺いします。

松田公営企業管理者
本市の下水道の面整備を経験している職員のほか、災害復旧のために他都市から受け入れている三名の派遣職員もそれぞれの自治体で面整備を担当しております。 面整備の経験や知識を十分有しておりますことから、こうした経験者が中心となって、事業者を適切に指導監督してまいります。

麦田議員
職員については問題なしとして、復旧工事については、現在使用している既存管路を更新する作業になります。 流れている汚水にまみれることも考えられなくもありません。 すでに何件かの工事が発注されていますが、それらの工事について問題点などはないのかお伺いします。 また、現在使用されている汚水の流れる管路の工事を進めるにあたり、新設工事と既存改修では、工事の内容はずいぶん違うと思いますので、作業環境や施工単価などを含め、人手不足が続いている事業者から問題点の指摘など無いのかお伺いします。

松田公営企業管理者
既存管路の更新にあたりましては、各建物から排水される汚水の一時的なバイパスや、道路掘削に伴う交通規制など、近隣住民への影響を最小限にする工夫がこれまで以上に求められております。すでに着手した工事では、現在、水道やガスの移設工事が先行しておりまして、まだ下水道の本館工事には至っていないこともありまして、現時点で特に事業者からの指摘はありませんが、今後問題が発生した場合は、双方で知恵を出し合い前向きに解決してまいります。

麦田議員
本当に直接汚水に触れなければならないような、工事になりますので、例えば汚れた後の対応とか、いろいろ出てくると思います。 事業者から要望があれば、その点について対応をよろしくお願いしたいと思います。 既存の管路を外して入れ替える手間のかかる工事になることから、三年と言われている中、すでに一年が経っていて、あと二年で復帰を完了するというのはちょっと難しいのではないかと思いますが、残り2年についてのお考えをお伺いします。

松田公営企業管理者
ご指摘の通り工事の規模も大きく、難易度も大変高い工事でございます。国や県からも多くの復旧工事が発注される状況にもありますが、3年間での復帰を目指してまいります。

麦田議員
目指していただきたいと思いますが、難しいと思います。この後入札参加するのも引けていくような、既存を触る工事なので、その点も考えて、ぜひ進めていただきたいと思います。
次、私立工業高校のロケット事業についてです。昨年も質問で触れました、市立工業高校のロケットでの挑戦で、缶サット甲子園という模擬人工衛星を飛ばす大会に地区大会とはいえ、2度目の出場で優勝しました。 缶サット甲子園とは、2008年に始まり17回目となる大会で、2023年度末の末までで、述べ403チームが参加している大会です。 高校生が自作したロケットに、自作した空き缶サイズの模擬人工衛星、いわゆる缶サットを積み込んで打ち上げ、上空で放出し、落下して着地までの過程を通じて技術力や創造力を競う競技となっています。この缶サット甲子園に出場していました。 私立工業高校以外の出場校はどういった学校なのかお聞きします。

野口教育長
昨年11月に開催されました缶サット甲子園2024岐阜地方大会には、開催市のある岐阜県をはじめ、中部、東海地区の7校7チームが出場し、成果を競いあっております。 金沢市立工業高等学校以外にも、例えば松本深志高等学校や岐阜工業高等学校、様々な専門的な学校が参加しています。

麦田議員
優秀な高校の中でいい成績だった、というふうに思います。
今回、2度目の挑戦で地区大会に優勝をすることができたというのは並みいる強豪校に競り勝った、その理由をどのように捉えているのがお伺いします。

野口教育長
私も優勝した時のDVDを見せていただきました。そのDVDを見た後に、大会審査員の講評がありまして、この優勝の理由につきましては、3DCADを用いた精緻な設計や、3Dプリンターを駆使して制作した機体の完成度、制御回路を高速化し複数のセンサーから集約、収集した情報の正確性、出場した生徒の緻密なデータ分析能力や的確なプレゼンテーション等が高い評価を得たことによるものと捉えております。

麦田議員
自分がいた頃にプレゼンをできたかなというと不安なんですが、地区大会で優勝し、全国大会へ出場するのですが、全国大会では生徒自らが設定したミッションと、そのなぜそのミッションを実行したのかなど、定められた技能だけを競うのではなく、その過程も審査されます。どのような計画で進めたのか。結果はもちろんですが、事前のプレゼンから実験、そして事後のプレゼントを評価される項目は多く、単にロケットを飛ばすだけではない査方法については、自分が在庫していた時代では考えられない、かなりハードルの高い審査だったのではないかと思われます。 この大会を通じて、これをやり遂げた生徒の取り組をお伺いします。

野口教育長
まず指導いただきました先生方からは、大会の使用を目指し、生徒は失敗から課題を再発見し、その課題の解決に向かって仲間と共に粘り強く努力していたことに感心したとお伺いしております。 具体的には、機体の開発作業もとより、制御のためのプログラミングや打ち上げ実験を繰り返しながら、センサーから得られるデータの解析方法を精査したことが挙げられております。

麦田議員
缶サットも人工衛星なので、飛んだ後の軌道とかも必要なんだなというふうに思うんですが、その点が気になるところだったと思います。
缶サット甲子園大会出場、この大会について、生徒又は職員が、全体としてどのように捉えておられるのか、お伺いします。

野口教育長
大会で使用する機体や大会に臨む私立工業高等学校独自のミッションを生徒と教員が共に考え、具現化し、技術の研鑽を重ねた結果として、全国大会への出場を果たしたことが大変意義深いことであると考えています。 今回の経験は、生徒にとりましては、ものづくりの感性を磨き高めるとともに、先端技術を積極的に学ぶことの大切さを、また教員にとりましては生徒の柔軟な発想を今後の指導に関してことの大切さを学んだものと捉えております。

麦田議員
ぜひ続けて全国大会を目指していただいて、全国大会でもいい成績をとってもらえばというふうに思いますが、この缶サットの上にキューブサットという、もうワンサイズ大きい人工衛星を飛ばすこともあるようです。引き続きの取り組みと、このワンランクアップしたキューブサットへの挑戦について、今後についてお伺いします。

野口教育長
市立工業高等学校におきましては、一歩先行く工業教育を目標に掲げておりまして、今、触れられました缶サットの開発は、生徒のものづくりの意欲を高める取り組みの一つとしてふさわしいものとして考えています。 今後もさらなる技術力の研鑽を図りますとともに、ものづくり人材を育成する教育活動の一環として、生徒への指導サポートを進めてまいりたいと考えております。

麦田議員
ぜひ、生徒を支えていただきたいと思います。
このキューブサットをロケットとして打ち上げるには1,000万円で、缶サットでは高さが400mでキューブサットでは400kmと全然レベルが違ってきます。 もし、キューブサットに挑戦するようなことがあれば、ぜひ市長にも、予算の協力をお願いしたいと思います。
除雪についてです。 ちょっと重複していることもあるかと思いますが、お許しいただきたいと思います。 12月、1月は大した積雪もなく、2月上旬の降雪には準備万端で臨めたのではないかというふうに思います。下旬の降雪ではかなり早い段階から対応してもらったと思っていますが。あのサイドの補正予算の額が大きかったことについては、いささか積極的過ぎたのではないかとも感じています。 雪害対策本部の開設については、雪の降り方が市内均一ではなく、山側では積雪が、開設基準を満たしたとしても海側では開設基準の積雪に満たないなどの難しさがある点を考えると、今回の早期開設の決断は良かったというふうに思います。 実際、私の個人的な感想ですが、市民の皆さんからは今年は対応が早かったとおおむね好評だったと思います。
本市の道路除雪については、これまでも富山市や福井市、白山市などと常に比較されてきましたが、本市の市道における除雪路線のカバー率とその推移をお伺いします。

木谷土木局長
除雪路線のカバー率とその推移につきましては、今年度指導延長に占める除雪路線の割合は41%であります。 なお、30年間の推移は平成7年が37%、平成17年が40%、平成27年が 40%と、市道全体の4割程度を推移しているところでございます。

麦田議員
4割はもう少しやってほしいなというふうに思います。除雪のGPSの導入については、富山市や福井市はすでに導入されていて、本市では今年初めてGPS導入となりました。 GPSを導入したことで業務の効率化はできたのか?お伺いします。

村山市長
除雪作業の状況を的確に把握するため、今年度、除雪管理システムの更新に合わせて、委託業者が所有する除雪車両650台にGPSを搭載いたしました。その効果として、降雪時においては、除雪状況をリアルタイムで把握できることから、市民からの除雪作業に関する問い合わせに対して迅速に対応することができましたほか、 自主的に出動する一次路線の作業状況から、市内全体の積雪状況を把握でき、二次路線の迅速な作業指示を行うことができました。また、除雪車両単位での運転状況の把握によりまして、作業応援においても速やかな調整・指示ができましたことから、除雪作業の効率化につながったと考えております。

麦田議員
業者の方からはちょっと管理が怖かったかなっていう声もあったんですが…。数年前から、除雪協力業者に造園事業者が加わっています。路線の担当など、実際に造園事業者の参入によって除雪路線は増えたのかお伺いします。

木谷土木局長
造園事業者の参入につきましては、6年前の平成30年から造園事業者など土木事業者以外にもお声かけを行いまして、現在約30社が三次路線や歩道の除雪作業を行っております。 なお、三次路線および歩道除雪路線につきましては、今年8八路線約2キロを増やすことができ、引き続き様々な事業者に協力を求め、除雪業者の確保に努めてまいります。

麦田議員
造園事業者の方が、慣れない除雪で大変なんだと思われますが、路線によっては苦情をお受けするので、ぜひ造園事業者に対しての指導もよろしくお願いしたいと思います。
事業者からは「GPSの導入については請求書や写真などの手間がかからなくなったので楽になった」と肯定的な意見もありますが、「市の指定道路以外にも民間の除雪場所を持っていて、その都度都度でオンオフの切り替えが煩わしい」 や「GPSの感度が厳しく、基本の路線を少し外れてもいちいち終わったと判断され、終了後に再申請をするため結局手間が増えた」など、アプリケーションの改善は必須という声があります。その他、事業者から問題点の指摘などはないか、また、それらについての今後の対応をお伺いします。

木谷土木局長
GPSを搭載した新システムの導入に際しては、事前に事業者への説明会を実施しまして。GPS搭載車両との通信テストや事務手続き作業の確認など準備作業に努めるとともに、昨年12月の除雪作業本部開設後も、ご質問のある除雪事業者への運用等について、丁寧に説明を行ってまいりました。 今年度の運用においては、特に大きな問題はなかったと捉えておりますが、明年度新システムについて全事業者へのアンケート調査を実施することとしており、課題等があれば必要に応じて対応してまいります。

麦田議員
アプリケーションの改善は相当皆さんを感じているようですので、ぜひよろしくお願いします。 また、皆さんの意見を聞いて改善していただきたいと思います。 やっぱり、降り方もいろいろで、今回も市民の関心は除雪に対しては相当高ように、感じていますので、引き続きの対応を、よろしくお願いしたいと思います。
次ですが、害関連死についてです。 2016年の熊本地震では、犠牲者237人のうち80%以上の218人が関連しとなっています。地震における人的被害には家屋倒壊による圧死や火災による焼死、津波による溺死などを直接死とし、災害による負傷の悪化、または避難生活における身体的負担による疾病により亡くなられる、災害関連死とがあります。熊本地震での直接死は50人であったのに対して、その4倍以上の人たちが大災害を生き延びたのに、避難生活中に命を落としたことになっています。 一方令和6年能登半島地震では、石川県の発表によると令和7年3月4日現在、全体の死者527人のうち直接紙が228人、災害関連死は299人となっていることに加えて、200人を超える人から災害関連死の申請が出されているようです。以上を踏まえると、災害発生時は直接死への対応もさることながら、それより後に亡くなれる方が多い災害関連死について触れられていないのは不自然とも感じます。 災害関連死を防ぐ対策が必要であると考えるのですが。 本市における避難所での災害関連死防止の取り組みや、避難所運営マニュアルの見直しなどをどのように行っていくのかお伺いします。

村山市長
災害関連死といっても、様々な災害関連死があります。その際に停電によって木が動かなかったこと等によるシーンなどもあるというふうに思いますが、この中でも避難をした中、避難所での害関連死というもの。 これは、どうしても防がなければいけないものとして対応できるものだというように、把握をしております。 今回の地震で、能登被災地から避難者を8ヶ月にわたって受け入れてきた額谷触れ合いセンター・触れ合い体育館をはじめとする広域避難所では、ジェイマットの医療支援チームの派遣による巡回診察や保健師等による巡回健康相談によりまして、健康不安の解消及び疾病の予防と早期発見に努めました。コロナ禍、あるいは、ウイルスの関係などもあって、その閣僚する等々の対策も行ってきたところであります。こうした経験で得た知見を明年度の避難所運営マニュアルの見直しに反映させることで、避難所での災害関連死の防止にも意を用いてまいりたいと思います。 また、防災訓練や市の講座を通じまして、地域の自主防災組織やボランティアの方々の災害関連死に関する知識の情勢を図っていきたいと存じます。

麦田議員
ある町連の会長さんが、避難所マニュアルにしても、地区防災計画にしても、関連死がうたわれてないっていうのは不自然だっていうふうに言われていました。一番なくなられる方が多い人に対しての対応という意味で、どこかで触れていただきたいなというふうに思います。
新しい工業団地についてです。 今後の工業団地のあり方検討として実施された企業立地動向調査するアンケートでは、計画済みや十年以内に計画する可能性があるとした事業者の中には、7社が1万から3万㎡、2二社が3万から5万㎡の面積を希望しています。 それぞれの希望の希望を最小面積で積み上げたとしても、7万と6万㎡となって、合わせて13万㎡になり、これまでいろいろ要望してきた東インター周辺の開発を待つ地域の大きさとほぼ同じになります。 この場所については地盤の弱さを指摘されてきましたが、液状化ハザードマップの表示では、現在使われている安原地区工業団地と同等な地域となりますので、この点も問題ないと思っています。 アンケートの中では、整備する地域を希望されていた企業もありましたが、地域については一社単位でポツンと開発しても利便性が上がらないため、現在ある工業団地周辺を希望しているとも考えられます。 ですので、複数の会社が集まる工業団地として全体的に整備されれば、利便性に対する不安も減って、整備する地域については問題がなくなるのではないでしょうか。 それぞれ事業所単位で考えるのではなく、工業団地として一体的な整備を期待します。提案説明の中で都市計画マスタープランの改定もされるそうなので、新たな工業団地の整備検討を望むのですが、いかがお考えかお伺いします。

村山市長
本年度、企業立地動向調査を実施いたしました結果、新たな工業団地につきましては、県内企業を中心に一定の需要があるということが判明いたしました。明年度につきましては、新たな工業団地の整備に向けまして、関係法規や交通条件等の観点で可能性調査を実施して参ります。また、可能性調査の結果につきましては、都市計画マスタープランの改定の中で、都市基盤整備の方針との整合を図る必要があると考えております。現時点で調査の地区数や候補地については未定であります。様々な地域について、今後、調査対象となりうるかどうかということを検討してまいりたいと考えております。

麦田議員
ぜひ関係法規のところをうまくすり抜けていただきたいと思います。 よろしくお願いします。
日本銀日金沢支店跡地についてです。 市長は提案説明で、日本銀行金沢支店後を既存の建物を生かして市民に開放するとしています。 私はかねてから、日本銀行金沢支店跡地は21世紀美術館のサテライトにすべきと考えていきました。 この前段として、今回10ヶ月間休館する21世紀美術館の改修時期に合わせて、仮設の代替美術館として使ってはどうでしょうか。将来的には正面の外観は絶対残すべきだと思っていますので、そのまま後方へ10mほどセットバックして、正面には広場の有るオープンカフェ、側面や周りを緑で包まれたオープンな美術館になればいいなと思います。 そこまですると、今回の改修には間に合わないと思いますので、なるべく現状を壊さない程度に美術館として使えるように改修して、仮設の美術館として使えれば、というふうに思います。 11世紀美術館の改修された後、そして 21世紀美術館が改修された後に改めてセットバックして周りを整備し、21世紀美術館のサテライト館として再びオープンする。 そうすれば現在収蔵庫に眠っている美術品の展示も含め、21世紀美術館以上に近い距離で美術品と触れ合える施設という感じで復活してはどうかと思いますが、ご所見をお伺いします。

村山市長。
日本銀行金沢支店跡地につきましては、先月18日、日本銀行から本市と売買交渉を開始する旨の通知を受けましたので、取得に向けた協議を本格化している段階であります。 取得後については、できるだけ早い段階で 市民や来街者が気軽に立ち寄ることができる空間として、既存の建物を可能な限り開放して先行的な利活用を始めたいと考えておりまして、そのことを通じて賑わいの創出にもつなげていります。 21世紀美術館の休館期間中の代替施設として利用するというご提案でございますけれども、既存の建物内での展示空間や、観賞環境のほか、収蔵スペースの確保などの、多くの課題があると考えております。 また、本格整備におきましては新たな魅力、そして賑わいの創出をはじめとして、回遊性の向上、快適な滞在空間の形成、文化に触れる、機会の提供などの懇話会で示された機能の具現化を目指してまいります。 求められる機能の基本的な方向性の一つに市民、観光客が文化に触れて楽しむことができる機能が示されています。 既存の建物の先行利活用を進めるということで、跡地の将来像について、市民の方々と共に思い描いていきたいというふうに思っております。そうした中で、今、議員からご提案のあった内容につきまして、21美のサテライト、あるいはセットバックして憩いの空間ということのご提案いただきましたが、ご提案の一つとして受け、認めさせていただきます。

麦田議員
ぜひ新しい日本銀行後が美術館になればいいなというふうに思います。質問がいくつか。あの重複があったので、少し割愛させていただきました。 これで質問終わります。

以上で22番。麦田徹議員の質疑並びに一般質問は終了いたしました。