10月25日 海みらい図書館にて
「公共建築 -設計の核心-」と題した講演会に出席しました。
このてのテーマでは、いつも拝見するのですが、
民間の工場跡を金沢市民芸術村として再生させた【金沢工業大学 水野一郎(みずのいちろう)教授】
他には、21世紀美術館設計に加わった【SANAAの、妹島和世(せじまかずよ)】氏
もうひと方、海みらい図書館を設計に加わった【シーラカンスK&Hの、工藤和美(くどうかずみ)】氏
の、講演をうかがいました。
水野さんは、いつものように「街づくり」における立場で、その建物がどのように街に影響を与えるのか?
という講話で、現在の本市でも何か所も有る公共建築物だけでも、かなり楽しめるとのこと。
妹島さんは、持論として「公園を建物で造りたい」との思いもあり、誰もが集える場所としている
21美のテーマが合致していた点が良く、後の「ルーブル美術館ランス別館」を設計する基になった。
ランスの人達も何度も視察があったようで、まだ出来ていませんが、地元では「プールを造りたい」
と言ってがんばっている、というおまけをお聞きしました。
工藤さんからは、地域、市民の要望を取り入れて造っていくのですが、「要望ばかりを積み上げても
良いものにならない、多くの資料や経験からプロとして、譲ってはいけないと考える部分が有る」、
この点には大きく同感します。
私も「地域の声をかたちに!」をテーマに活動していますが、小さいことは実現を積み上げていけば
良いのでしょうが、自身の理念、信条なんかについては曲げられない中で、「民意(うがった言い方
をすれば今だけ良ければ・・・と言った感じ)」に、寄っていくのは、どうなのかな?
プロとして未来を見据え、しっかり提案し、議論し、説得出来る議員にならなければいけないと誓い新たに。