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視察の中から・・・①


5月15日 大分市を訪ねました

所属する「会派みらい」としての、視察ですが、視察先として大分市を選定した理由は、
交通施策の取り組みについて、魅かれたのです。

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 写真に有りますが、二次交通について、実に人にやさしい施策でした。

 金沢には「ふらっとバス」が有りますし、周辺の自治体でも同様の「コミュニティバス」が運行していますが、ここではもう一歩踏み込んだ「コミュニティバス」を運行しており、交通事業者に丸投げにならず、市が市民のこと、市の未来を見据えしっかりと取組んでいます。

 施行にむけて「住民アンケート」を行い、その結果をもとに試験運行を経て実施され、その後も住民の意見を取り入れながら、毎年修正を重ね「運行」を続けています。

 この、住民の意見集約には「市の職員」が対象となる「市民」の皆さんと膝を突き合わせて、以降の運営を検討しておられるとのことで、「ここまで行政が立ち入るのか?」って、感動に近いものがありました。
ただし、運営については「出来ないことや基本的ルール」をしっかり提示し、住民の理解を十分に得た上での取り組み、ということも付け加えなければいけない点です。

 ここまで丁寧な対応なのに、報告の中には「住民から頂いた要望や意見を取り入れてその通りに運行しても乗ってもらえない場合もあった」とのことで「民意」が難しいものだと言うことも実感させられました。
 

 ともあれ、このように素晴らしい対応をされる取り組みを手本とし、本市に上手く取り入れなければならないと感じています。

 ご当地「大分市」は、「自分たちで出来る事はなるべく自分たちでする」風潮が強いようで(住民の意識の問題だと思うが)、視察後、空いた時間に周辺(大分城)を散策していて目にしたことですが、職員の皆さんが相当数で水路の清掃をしていました(本市ではあまり目にしたことは無い)。 大分が好きになりました。

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