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3月定例月議会の一般質問から


3月議会の質問です。
これだけの質問を用意していたのですが、一つ目のテーマの「ごみ有料化」で、こちらの質問に費やした時間が3分半程度なのですが、対する市長の答弁が13分を超えていて、想定よりも時間を使ってしまったため、以降の質問を相当カットすることになりました。
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家庭ごみ有料化について

これまで、何度も「金沢の子どもや孫たちの未来のため」という言葉を使った説明の中で、「町会、婦人会、子供会へといった形で地域に還元する」とされている。まず、その還元方法の、どの部分が「未来の子や孫」にあたるのか?

有料化によって得た部分は「プールして、地域活動へ」とされていますが、私に聞こえてくるのは、「未来の子供達のためだとすれば、いずれ作らねばならない処理施設のために、ストックすべきだ」という声が多いように感じるが、如何お考えか?

「向こう3年間ごみの量がほほ横ばい」との答弁もあったが、これについても市民の声は、「新しいごみ焼却場ができて、プラゴミも燃やせるようになったので、なんでも捨ててよくなったと、思っていた」と、感じていて、「これまで減量に取り組んできていたのに、肩透かしをくらった」との声がきこえてくる、こう言った状況では、ごみが減らなかったのも当然だと思うが如何か?

また、「有料化の議論が始まってからも、減っていない」ともあるが、この点についても、「これまで減量に取り組んできたのに、分別しなくて良いと言われた」と感じている市民には、反感と諦めしか無かったように感じているが、どう捉えているか?

名古屋市が有料化した時に、不満をもった市民により、周辺の市町の不法投棄が増えた。と、聞きくが、なんとなく市民が納得していないように感じる中で、このような事態にならないような対策について、聞く?

22年のごみ処理基本計画の段階で、有料化の検討はされていたとあるが、ここでは基本方針の検討事項の中に「ごみ有料化など、ごみの排出抑制に向けた新たな仕組みの構築」とあり、有料化は減量するための方法の一つで有るように読み取れるが、次期の27年のごみ処理基本計画では「家庭ごみ有料化の検討」と、あがっている。この5年間でどのような検討がなされたのか伺う?

それらの検討事項は、市民へ、どのように周知されていたのか?

市民は、急に出てきた有料化の提案に戸惑っているだけで、「なぜ有料化だったのか?」の説明を聞きたがっているのに、「有料化したらこうなる」の説明では、思いが噛み合わないのは当然で、今後1年の中でも説明していくとあるが、その点についても説明があるのか?

マスタープラン改定について

来年度、都市計画マスタープラン改定とありますが、どのようなスケジュールで進められるのか?

現行のマスタープランでは、森本インターを北部の玄関口、駅西地域を新都心の玄関口、臨海地域を海の玄関口、金沢西インターのある西南部地域を西の玄関口とされているが、国道8号と東インターで文字通り北の結節点といえる地域だけこの表現が無い、ここも玄関口という表現を用いるのがふさわしいと考えるが、いかがか?

国道8号で富山方面から県庁へ向かうとするなら、現在整備されている海側幹線4期区間が北の玄関口になってくると思うのが、この地区の海側幹線、沿道周辺については、市街化を抑制する地域となっているため、田園の中を走ることになる。
しかし、この周辺の農家では後継者の確保や収益の面から農業を維持することが難しくなっていることを考えると、手入れの行き届いた田園風景を維持できるか、不安を拭えない。
46万都市金沢にふさわしい北の玄関口とすれば、海側幹線沿道の土地利用を図るべきと考えるが、次期マスタープランで見直しする考えはないか伺う?
この地区は海側幹線の整備により、作業まで大きな道路を横断するなど、効率の悪化は否めないうえに、この地域の灌漑を支える河川は、流域の大きい浅野川と森本川に挟まれた狭いエリアで、本市の農業を支えるには、いささか灌漑能力が低いと思われる。柳橋川は川幅僅か数メートルの河川である。金腐川の上流域は住宅地などの開発、ゴルフ場や廃棄物埋め立て場の整備により、天然のダムと言われる森林が減っていることもあり、夏場の渇水期には田んぼの水やりに大変苦労しているのが現状で、この地域が「優良農地」とされているが、「優良農地」の定義を聞く?

灌漑用水の不足や、作業性の悪さなどは、平面図では判りにくいと思われるが、この地域が「優良農地」であるかどうかは、疑問と考えるが、いかがか?

沿道の土地利用といった観点から、たとえば、柳橋車庫をこの沿線上に移設できないか、後に触れる、金沢プールへの交通にも良いと思う。 現在も3~4割は、木越、大浦方面へ回送運行していることから、終点を移動すれば、農地の中にポツンと現れる、木越やみずき団地も公共交通が繋がることで、居住地域として住みよさが上がると思いますが如何か?

湖南地域における定住人口を確保する観点から、昨年終了した、「いい街金沢住まいづくり奨励金」制度の復活も必要かと思うがいかがか?

もう一点、マスタープランでレクリエーション地域とされているのは、北部公園や城北市民運動公園があることでの指定だと思うが、その地域にある公民館で、例年行っているグランドゴルフ大会が日程変更をしようとしたところ、ほとんどが埋まっていて場所の確保に苦労していると聞いている。レクリエーション地域の位置づけでありながら、このような状況になることは、マスタープランとの整合性についてどう考えるか?

海側幹線と東山内灘線が交差する辺りを中心とした、海側幹線築造に係る埋蔵文化財調査では、弥生時代~室町時代の複数の時代にわたる遺物が出土したと聞いていますが、どのようなものか?

このエリア遺跡を活用したレクリエーション施設として、遺跡公園や、出土品の展示施設の整備が出来ないものか?

農地利用の方法として、都市農業振興基本法の成立により、「市街化区域」と「調整区域」の入れ替えも可能になる事も考えられると聞いていますが、現在の状況を聞く?

誘客推進について

外国人誘客に関して

JNTOは世界の主要な国々の、外国人旅行者の誘致活動を行う政府機関で、政府観光局などの海外事務所等を通じた展開から、外客誘致とインバウンド・ツーリズムのプロモーションやマーケティングを行っているところで、日本を訪れた外国人観光客数などの統計なども示している。

この、JNTOで新設されるローマ事務所に、職員を派遣するとなっているが、JNTOへは、どのような形で派遣が決まったのか。

外国人誘客が目標だと思うが、職員派遣をどのように繋げていくのか?

観光庁の宿泊旅行統計調査による、石川県の外国人観光客の、開業後2015年7月からの1年間の伸び率は、全国平均や東京、京都を上回っているうえに、リバウンドが懸念された開業2年目も、全国平均や東京でも伸び率が数%台まで下がっているのに対して、前年同月比で20%プラスを超えるなど、今どき、年率20%台で客数が増えるビジネスなど考えられないなかで、税収が上がるのもうなずける。

丸2年を迎えようとしているが、外国人観光客は増えているように感じる、「ひがし茶屋街」や「兼六園」を通って、外国人を見ない日はない、それも一目でわかる欧米系の観光客である。

金沢大学香坂研究室:日本政策資料銀行の調査データによると、それら欧米系の観光客が情報源とする英語の情報については、「ガイドブック」などが約4割、次に見られているのが「インターネット」で約3割、その次は「友人、知人の薦め」で2割弱となっており、SNSなども「知人の薦め」も口コミと考えれば、「インターネット」と「SNS」で、5割近くなってしまうと考える。
熱しやすく冷めやすい日本人と違い、外国人は伝わるのに時間がかかるといわれているなかで、3年目も伸びていくためには、各々の国の物でない金沢の観光スポットに英語のレビューが「トリップアドバイザー」などの「SNS」を含む「インターネット情報」を蓄積していくことが重要と考えるが、広く発信ができないか?

もう一点、インターネットの情報といったジャンルで、グーグルトレンドという検索動向を分析するサイトの資料から、仙台、新潟、長野、金沢、の4都市を「旅行」のカテゴリーに絞って検索数をカウントするものがある。
2014年12月までは、金沢が一番少なかったが、15年の1月から順位を上げ、15年の11月にはトップに立つなど、最近では1位の仙台に続き、2位と3位を行ったり来たりしている状況である。
同じ4都市名を英語でKanazawaと検索すると、まったく違う動きになり、さすがにNaganoはオリンピックのレガシーかほぼ1位で動くが、新幹線開業以降はKanazawaとNaganoで1位と2位を行ったり来たりしている状況が現在まで続いている、ちなみに2/19~25の週では1位長野で64ポイント、2位が金沢で62ポイントになっていることも、人気の高さを物語っていると思うが、Wi-fiなどのインターネット接続環境にはまだまだ不満の声が多いようだが、今後の市の取り組みと、民間への取り組みを伺う。

また、先の金沢大学香坂研究室の調査の中で、飲食店経営者の大多数が「外国語が不安である」ことを理由に、外国人客の呼び込みに対して消極的なことが判明した。  これに対し、外国人客は店員との意思疎通に、飲食店側が考えるほど不満を感じておらず、料理の味や接客についても、高く評価されていた。

至って真面目で、おもてなしの心を十分に持っているのは、ここに上げられた経営者だけでなく、市民の皆さんも同様だと考え、市民にも自身を持って説教的に外国人に接して頂きたいし、これこそが地域コミュニティの盛上がりにも有効だと考えるが、市長から市民へアドバイスがあれば。

女子旅に関して

これまでも、大人の女性向けの雑誌に取り上げられるなど、女性を対象にしたPRはされて来たが、今予算では女子旅推進事業とはどのようなものか?

この事業の前段と言えるようなイベントが今年度、市内の「女子高生」や「女子大生」が参加して開催されていたようだが、「女子高生」、「女子大生」はどのような経緯で参加したのか?

座談会について聞く?

観光立国ショーケースは、観光庁の事業で進められて来ているようだが、
本市にとって、この「サミット」での成果と「観光立国ショーケース」の今後のスケジュールを聞く?

金沢プールについて

北陸最大の屋内プールとして、4月にオープンを予定している、建設費もかなりの額となった施設である。
スポーツといったジャンルで言えば、大きな出費と考えるが、石川県でも「県民文化スポーツ部」が設置されるなど、注目されているジャンルである。
来年の「福井国体」の会場になることや、フランス水泳のキャンプ地となるなど、文化的な事に加え、経済的にも一翼を担う部分になってきている。
国内でも同規模の施設を参考にすると、プールやトレーニングジムなどの収益で、6~7千万円を上げているところもあり、運営次第ではかなりの負担軽減が出来ると考える、一人でも多くの市民に利用していただくことが重要と考えるが、

多くの市民に、利用していただくため、オープニングイベントを含め、PRの取り組みを聞く?

現在想定している、維持にかかる費用は?

指定管理者の選定をしたとのことだが、指定管理の額は?

収入としての想定額は?

市民利用に重点を置くとされている利用料だが、他の施設では、概ね400~600円のよう、どのくらいで検討されているのか?

他施設では、トレーニングジムなども併設されているが、金沢プールでは
隣接する屋内広場に設置されないのか?

金沢駅から直接徒歩で30分、公共交通を利用すると、JR利用で東金沢駅から徒歩16分、もしくは、浅野川線利用で磯部駅から徒歩16分となっているが、新たな公共交通での移動手段の検討が必要だと思うが、いかがか?

他都市のプールもほとんど、運動施設が集積している場所に有り、駐車場も確保されているが、大会が同時に開催される場合、駐車台数に不安はないのか?

創業支援について

今回計上されている「ITビジネスプラザ武蔵:交流・創造推進事業」は、28年度予算より、500万円アップされており、このことは、今年度整備されたビジネスプラザのコワーキングスペースが十分に効果を表しているからだと、予想する。
ちなみに、コワーキングスペースとは、個室ではなく図書館のようなオープンスペースで、独立する何人もが実務するが、イベントなどでは、すべてのスペースを共有し、参加者同士がコミュニティを形成することを重要視するという、アナログ世代の私には考えらえないスペースだそうであり、こういったスペースは、ベンチャークリエーターにとって、大変重要な場であり、ITビジネスプラザ武蔵でも、創作活動にとってもプラスになるようである。

新しく整備された施設について、利用者の評価と増額された理由を聞く?

これらの事業は、これまで取り組んで来た、クリエイティブ人材発掘事業により、発掘されたクリエーター達にとっても、ステップアップのために、有効だと考える。
この事業を活用し、クリエーターとして活動している青年は、学生時代からIT関係に特化した極端な環境で過ごす中で、クリエイティブベンチャー事業のビジネスプランアワードで優秀賞を受賞し50万円の奨励金をもらったことで、若いうちに起業して、社会常識を持っていなかったことで、大変苦労したと話している

このようなクリエーター達は、「交流が重要の事だ」と捉えているようだが、「交流」や「コミュニティ」を作るための取り組みを聞く?