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東北レポート その⑤


これまでは、震災関係をレポートして来ました。
今回のもう一つの目的地「石巻合板工業」の工場内にある「バイオマス発電施設」です。

この石巻合板工業㈱は、合板会社として全国的にも知られている会社です。

こちらでは、合板製作による端材(残材)を利用した、バイオマス発電が稼働しています。
当然、このシステムを導入するまでは焼却だけで、私的にはもったいない施設だったのではないかと考えます。
平成10年に発電設備を導入し、平成21年度実績では1500万KWHを発電したとの事、
一般家庭での年平均消費電力量は5,500kWh程度ですので、約2700戸を賄うことになります。

これまでも触れてきましたが、「太陽光」や「風力」は電力とするには、不安定であり、
安定した供給元でかつ、国内で供給可能な物は「木材」が一番であると考えます。

自分に力が有れば、すぐにでも設置に向けて、補助金の申請手続きにとりかかりたいものです。

場長によると「震災後半年は手を付けれらる状態では無かった」そうで、今の状況に安堵の様子でした。
フル稼働していますが、以前伺った「川崎バイオマス」もそうでしたが、発電機は年に一度点検の為
一か月弱停止するそうで、その間ももどかしいと言った感じでした。
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この工場の前の道路を挟んだ所に、震災がれきの処分場があります。
大手ゼネコンがなを連ねる大規模なJVが運営しているところで、その④で触れたところです。