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定例第2回 一般質問


6月19日 一般質問が終了しました。
半年間の準備で何とか書き上げた「質問」の 全文です。           

質問の機会を得ましたので、会派みらいの一員として、
以下数点についてお伺い致します。

まず、市長の公約の中でも大きな柱となっています、
金沢シティフルマラソンについて、であります。

この事業は、先月ある雑誌でもコースを予想する一方、今議会の市長提案説明では、本年度中にコース策定を目指すと述べられていることからも、私としても今後の進展に大きな期待を寄せております。

大変素晴らしい事業なのですが、昨年、私が所属する交通推進隊が、あるマラソン大会の交通誘導をした経験から少し気がかりな点もありますので、お尋ねいたします。

その大会は参加者3千人超が、ハーフ、10キロ、3キロと順にスタートするもので、私はスタートから2キロほどの地点の誘導を担当しました。

ハーフマラソンとは言え、多用なランナーがおり、先頭付近のランナーは、必死にタイムトライアルをする一方、3キロコースの後方では、すでにリタイアのようなランナーもいるなど、隊列が崩れ、まばらな様子はフルマラソンならば終盤の状況に、似ていたのではないかと感じました。

そのマラソンでは、充分な周知がなされていないためか、コースの横断を望む車が後を絶たず、誘導する者ですら横断できない状況で、わずか2時間弱の間に、事故寸前と感じた瞬間が三度も起きるなど、直感的に「フルマラソンなんて無理だ」と感じたものです。

また、金沢の街の大きさや成り立ち、戦災を受けずに残る古い街並みは、道路が狭く、先に述べたハーフマラソンの3倍のランナーが走るとすれば、どうしても4車線が必要であり、通行止めは百万石行列以上になると思われることから、それが可能かどうか、不安を持つのは私一人ではないと考えます。

ほかにも、金沢駅から金石海岸まで6キロ弱しかないことや、鉄道横断箇所も数か所あり、総計42.195キロの設定にはかなりの問題が山積しているように感じます。

以上の状況から、ランナーの安全確保や、交通渋滞の抑制について、いかなる対応策を考えておられるのか、お伺い致します。

また、本大会を円滑に開催するためには、運営実験をかねたプレ大会の実施が、必要なのではないかと考えますが如何でしょうか。

現状では、このマラソンによってのプラスの経済効果ばかりが前面に出ていますが、規模から考えると、丸一日にわたる市内交通のストップなど、百万石行列の数倍、数十倍にも及ぶ交通規制が必要になる可能性を含め、市民の協力をお願いすることが、必要だと考えますが、市長のご所見をお伺いし、この質問を終わります。

質問の第2は、ものづくり支援について、であります。

まず、昨年開催されました「クックイットロウ」について、幾つかお尋ねします。

先の議会で森前副市長からは前向きな答弁を頂いたと認識していますが、市長のお考えをあらためて、お伺いしたいと思います。

イベントでは、地元の工芸家が手がけた器を使い、世界の一流料理人による、石川の食材と工芸のコラボレーションが実現され、この時使われた食器などが、先日までクラフト広坂や県立伝統産業工芸館で展示されるなど、すそ野が広がっていると実感しています。

また、日本から唯一参加したホスト役の南青山のシェフは、このイベントの後にも何度か金沢を訪れ、新たに食器を購入されていると聞いております。

イベントに使用された食器は、普通の食卓には並ばない、奇抜なデザインの器など、それだけを見ると手が出ないのですが、料理がのると、魔法がかかったように、美しく魅力的な器に変身した、との意見もあり、金沢がどちらも得意とする、食文化とクラフトを融合させたプレゼン方法は、今後の販路拡大戦略のヒントとも言えるのではないでしょうか。

そこで、本市でも最近ブームのB級グルメではなく、A級グルメで勝負して頂き、「クックイットロウ」にも劣らぬようなイベントを開催出来ないものか、ご所見をお伺いします。

次に、ものづくり支援についてお尋ねします。

今国会ではクールビズの一環として「かりゆしウェア」の日を設定していますが、本市も「加賀染のクールビズウェア」を取り入れてみてはどうでしょうか。

近年の「かりゆしウェア」には風化サンゴを混ぜた繊維など沖縄の天然素材を使った物もありますし、「加賀染ウェア」でも伝統技法の梅染を用いるなど、伝統産業に新たな部分を取り入れた、製品開発に取り組んでいるようであります。

提案説明にも有りました「クラフトのビジネス化」という観点からも有効だと考えますが、どのようなご所見をお持ちかお伺いします。

今年度、本市ものづくり産業支援課が、独自に販路開拓に向けた調査研究などを企画されているとお聞きしましたが、いかなる戦略をお持ちか、加えて、従来のタテ割りを乗り越えて観光やクラフトなどとの連携が必要であると考えますが、併せてお伺いしてこのテーマを終わります。

質問の第3は、泉鏡花文学賞について、であります。

私は昨年、初めて授賞式に出席させて頂きましたが、「案外盛り上がりに欠けるな」という率直な感想を持った一方、後で解ったことですが、以前よりも盛況だったと聞いて、驚いたものでした。

さながら、鏡花については「原文が古く読みにくい」事もありますが、鏡花文学賞といえば金沢以外の方からの評価が高いとお聞きしております。

そこで、何故金沢以外の方からの評価が高いのか、加えて金沢市民の評価について、どのように考えておられるのか、お伺い致します。

ところで、昨年の授賞式の中で、五木寛之氏が「40回続けることは本当に大変だった」とか「続いてきたのが奇跡」といったような、次回の授賞式が開催されるのか不安を覚えるような、言葉も交えておられました。

これに対し、金沢市民にとって泉鏡花文学賞を身近に感じて頂くために、市民へのような方法でアプローチされるお考えかお聞かせください。

その上で、広く市民に親しみを持って頂く策として、インターネットなどを利用し、賞の選考に、市民が参加することは出来ないものでしょうか。

気に入った本が選考に上がることは、愛読家にとって非常に面白い出来事になると考えられ、そのことによって、鏡花賞に対する意識にも変化が表れるのではないかと思われますが、ご所見をお伺い致します。

特に本年は記念すべき40回目となり「鏡花ウィーク」として事業の展開を予定しておられるようですが、今年の運営はどのように考えておられるのかお伺いし、このテーマを終わります。

質問の第4は、都市間交流について、伺います。

本市のホームページが、日々進化しているようですが、トップページが市民向けと観光者向けを選択する形に変わりました。

私が他都市を訪ねる時、まずホームページを見ていますので、私の経験から言っても大変使い易い形に進んでいると思いますが、おしむらくは、トップページのイラストが少し優しすぎるように感じられます。

一方、本市が多くのアイテムを持ちすぎていることから、複雑に感じてしまうのは、うれしい悲鳴と言った所かも知れません。

そこでまず、観光者向けについては良いと思うのですが、市民向けのページに「市民のお出かけページ」を加えてみては、いかがでしょうか、ご所見をお伺い致します。

昨年、豊田市、岡崎市など交流都市の視察に参加しましたが、どちらの都市も誘客を望んでいたことから、たとえば交流都市と提携し、各都市と施設の割引券を相互に発行する事などは、出来ないものでしょうか。

私自身が、他都市を視察するという機会によって「金沢は本当に素晴らしい街である」と実感しており、金沢市民にも他都市を訪ねて頂くことが、本市の良さを再認識して頂けるきっかけになり、「金沢に誇り」を持つことに繋がると考えますが如何でしょうか。

また、そうすることは、交流都市同士がウィンウィンの関係になる一方、金沢市民に自らの街に対する思いが深まり、新幹線開通に向けての内面的な準備に繋がると考えますが、市長のご所見をお伺いして、このテーマを終わります。

質問の第5は、買物支援事業についてであります。

昨年度6事業者が参加して買物利便性向上スタートアップ事業の社会実験が行われており、先日検証を含めた報告会が開催されましたが、現在の状況と成果についてお尋ねさせて頂きます。

そこでまず、報告会の中で、福祉関係や事業者間の連携を望む声が有りましたが、今後どのように進めていかれるのかお伺いします。

また「買物弱者は本当にいるのか?」と言う意見も有りました、事業の前提は「支援を待っている高齢者が大勢いる」と考えて進められた事業だと思っていますが、実情と差異が無かったのかお伺いします。

一方、参加事業者の中には、まだまだビジネスとしては成り立たないが、固定した利用者もあり、続けていきたいとの意見も出されていることから、今後の対応策があればお教えください。

さて、今年度も引き続きこの事業を支援されていかれるようですが、その内容や今年度の申請の状況ついて、お聞きして、この質問を終わります。

質問の第6は、城北市民運動公園についてであります。

まず始めに、この事業は、今年度5億6千万円の予算が計上されていますが、現在の進捗状況を、お尋ねいたします。

さて、公園整備ということで、これまでも本会議で幾度となく議論が交わされてきましたが、子育て世代は、子どもと遊べる施設を切望しています。

小さな子を持つ親の世代にとっては、大変切実な課題であり、手当や給付なども、もちろん大切ですが、こういった子供にやさしい施設が金沢市内には無いことは非常に残念で、天候に左右されず一日ゆっくりできる施設の整備を強く求めています。

そこで、用地が大幅に増えていることからも、全天候型の施設を設置することが出来ないものかお聞かせください。

また、当初予算では屋内プールの基本設計費が計上されており、施設の1日も早い完成を、待ち望んでいる市民は多く、この屋内プール建設が公園全体のスケジュールに対しどのような計画で進捗されていくのか、お尋ね致します。

さて、この公園は予算総額を考えても、今後の本市の一大プロジェクトに位置付けられる事業だと理解していますが、当局の思いと公園の整備方針についてお聞きします。

今年はオリンピック開催年ですが、オリンピックでも環境に対し充分に配慮をしているようであります。

ロンドンオリンピックでは、会場や関連施設のエコ化、建築資材の選定、エネルギー効率・水効率の向上、カーボンオフセットへの参加、名所である「タワーブリッジの照明をLED化する」など環境への対応がなされております。

そこで、こうした世界的なイベントを参考にして、この公園整備の基本コンセプトにエコを掲げるという事は考えられないものか、ご所見をお伺いいたします。

省エネという観点から初期投資は大きくなりますが、ランニングコストを抑える手法をとられてはどうでしょうか。

この公園は以前から飲用以外の水に、城北水質管理センターの処理水を使っているとのことですから、そういった意味でも諸条件は充分に整っていると思います。

まず、建物の資材などには環境に配慮した資材にする一方、温水プールの熱源にも再生可能エネルギーを導入するのはどうでしょうか、木質系であれば「カーボンニュートラル」の原理が当てはまり、環境対策としても十分なものとなります。

先日、岩手県の「ホットスイム」と言う公共の温水プールを視察して参りました。

この温水プールは、再生可能エネルギーの推進を目的に地熱水利用で始まったものですが、実証調査の結果2005年に地熱利用を断念し、新たな熱源として木質チップボイラの導入になりました。

24時間管理システムで、一定の温度を保つことから、もともと温水プールなどに向いており、毎朝搬入する4tトラック2台のチップを燃焼しても、燃焼後の灰が1リットルにも満たないことも、エコの観点からも評価出来る上に、油系燃料にかかる費用を木質燃料に変えたことで、近隣の製材工場に「新たに安定した需要」が生まれ評価しているとのことでした。

導入時にかかるコストは、重油ボイラの600万円程度に比べ、チップボイラだと6000万円と高額になります。

ただ、燃料費が約3割削減出来ると言われており重油で年間2000万円かかるならば、差額が600万円となり9年で初期投資を回収できることになりますし、チップボイラ本体の対応年数が長い上に、重油の価格は不安定で今後価格上昇すれば、さらに優位になると考えられます。

当初予算の中にも木質バイオマス関連で1千8百万円近くの予算が組まれていますが、この予算を生かすためにも、行政がまず大きな消費を作り出すことが重要と考えますが、ご所見をお伺い致します。

ところで、市域面積の約6割が森林の本市にとっても、森林の荒廃は大きな問題で、昨今のクマやイノシシなどの獣害となって表れています。

獣害対策のためには「里山」は、人と動物の緩衝地帯として大きな役割を果たすと考えられ「里山」の整備は早急に行われるべきだと考えます。

また、森林で生産された木材が製品化されるまでに、40%のロスが出るようですので、間伐材に限らずとも、燃料チップとしてならば充分な燃料資源が出来ると考えられます。

加えて、「森林・林業再生プラン」の策定などに携わった元内閣審議官・梶山恵司氏によると日本の森林を健全に保つには毎年5千万立米の伐採が必要で、それだけ切っても1億立米分ずつ増えるため、この5千万立米の消費だけでも木材の国内自給率は50%になると試算されていることから、木材資源の枯渇についての、不安は少ないと言えます。

これからの林業を企業として考えるならば、持続的生産は不可欠です、固有財産が含まれるからと言って、林業従事者に任せているだけではなく、行政の力が必要なのではないかと考えます。

森林を守ってゆくためにも、木材の安定消費を作り出す施策を望みますが、いかがお考えか市長のご所見をお伺いして、この質問を終わります。

最後に、外環状道路(海側幹線)ですが、この4月白山市乾から福増までが開通し、鞍月までの供用が可能となり、未着手の区間はⅣ期区間のみとなりました。

そのⅣ期区間についても、予算化され測量設計に着手と有りますが、千坂では勉強会を重ね、設置への準備をしていることをご報告のうえ、今後のスケジュールにあわせ県との連携についてもお伺いして、私の質問を終わります。